ダイアトニックコードの意味と由来について

 作曲の本などによく出てくる“ダイアトニックコード”という存在。

 何となくは理解しているけど、具体的に何のことかと聞かれたら答えられない、なんてことはないでしょうか?

 

 難しいことはありません。

 ダイアトニックコードとは「そのキーの音のみで構成された和音」という意味です。

 

 そして、もう少しだけ詳しく知りたいという方向けに以下でダイアトニックコードの語源から、古代ギリシャまで遡って説明させていただきます。

 

 

 

そもそもダイアトニックコードは英語ではdiatonicと書き、この単語はdia(2つの)という部分とtonic(トニック)という部分に分けられます。

 なので、ダイアトニックとは「2つのトニック」のまとまりを意味しています。

 

 この2つのトニックというのはCメジャーでは「ドレミファ」と「ソラシド」の事です。

 

 ここでもしかしたら少し疑問に思われるかもしれません。

 今まで聞いたことのある「トニック」という言葉は和音の機能として使われる事が多かったのではないかと思います。

 ですが実はこのトニックという言葉、「キーの1番目の音」という意味も持っていて、ここではそちらの意味で使われています。

 

 ド(C)とソ(G)という2つのキーの主音から始まるテトラコルドの組み合わせの事を「ダイアトニックコード」と呼ぶようになったんですね。

 

 

 ここで新しい言葉が出てきましたが「テトラコルド」とはいったい何のことなんでしょうか。

 

 これはテトラコードといって、完全4度の関係にある2つの音と、それらの音の間で2つの音を選んだ、合計4つの音の組み合わせです。

 「ドレミファ」で説明するとドとファの間で、レとミを選んだという事ですね。

 

 今の「ドレミファソラシド」という音階ができる前、古代ギリシャでは音は4つのまとまりとして見られていました。

 

 そして、そのまとまりであるテトラコルドの繋げ方が色々と試されて、今のように「ドレミファ」と「ソラシド」という様につなげるようになりました。

 

 

 以上、ダイアトニックコードの説明としてまず「そのキーの音のみで構成される和音」として説明したのちに、

 

 ダイアトニックコードの由来についてご紹介しました。

 

 まだまだ僕の理解が浅く説明が不十分な箇所が多くあると思いますが、気になる方は「ダイアトニックコード 由来」などで調べて頂ければもっといろいろなことが分かると思います。

 

 1か月後とかに改めて調べなおして書き直すかもしれません。

 お読みいただきありがとうございました。